2月8日。
朝から、雪。
夜まで、ずっと、雪が降る。
ばっちり寒いので、家ごもりして、お味噌を仕込みました。
今年は、念願の『木の樽』で、寒仕込み。
道具バカのハートが射抜かれてしまった、この味噌樽、かっこいいでしょう。
うちのお櫃も作っていただいてる司製樽さんの味噌樽です。
銀座・松屋で開催された 手仕事直売所で見惚れて、
神楽坂jokogumoさんで、お願いしました。
老舗の職人さんも、大きな木製の味噌樽使ってるもんなぁ。
使い続けることで、いい常在菌が住みついてくれて、たまりも美味しいのができるそうな。
道具をめでる。使って喜ぶ。おいしいがうまれる。
日々のなかに、こんな愉しみがあるなんて。ぐふふのふ。
今年は2回に分けて、計15kg分仕込む予定。
司製樽さんに作っていただいた味噌樽と、市川孝さんの壺で、お味噌を仕込もう。
木樽と陶器。どんな違いが出るか、楽しみ。
前日、材料を前に、イタズラする気まんまんの2歳。 手つきが…。
司製樽さんの味噌樽も昨夜から浸水させて、スタンバイOK。
煮るか蒸すか迷ったのですが、友人の助言を受けて、今年も「煮る」に決定。
圧力鍋で20分ほど。
ゆであがったおまめの、美味しいこと。美味しいこと。
こどもたちが、どんどんおかわりをせがんでくるほど。
素材の旨味だけで、ごちそうです。
塩をまぶしておいた高木糀商店さんの白糀と、つぶした大豆を、手で混ぜます。
味噌玉の空気を抜きながら、樽に投入。
ブンッ! ビシッ! バシッ!あっ はずれたー!と、こどもたちも大盛り上がり。
最後は、塩水にひたした和紙を絞って、蓋をしました。
その上をラップでガードして、さらに、重しをのせる。
こちらは、市川孝さんの白瓷壺。
福井越前マルカワ味噌さんの玄米麹と自然栽培大豆、モンゴルの塩で仕込みました。
熟成を種々試したく、これは、淵キッチリまで酒粕で蓋。
この酒粕が一年後、超絶美味に育ちます。
糀+味噌+酒粕+たまり の かぐわしい風味。
そこに魚を一晩漬け込んで炙ると、えもいわれぬ味わいが増し、たまらないおいしさに。
味噌づくりは、そんな嬉しいオマケもできちゃうのです。
今日は、ホタテ。ごはんのおともに。お酒のつまみに。最高です。
そんなこんなで、甕やら、壺やら、樽やら。ずらり。
涼しくて、風通しのいい(うちでは土間)にて、一年間、熟成。
ちなみに、これは去年のお味噌。
これがもう、うんまいのなんの。
手前味噌でやんすが。。。
味噌仕込み+それにまつわる試行錯誤。
手間はかかるけど、毎年続けたくなる、我が家の元気のもと。 おいしいのもと。
今年も、仕込めてよかった。 ほっ。