「ことほき」は、
アーティストの鈴木安一郎さんと安藤健浩さんが立上げたプロジェクトです。
CLASKA Gallery&Shop “DO”で開かれた
注連飾りワークショップに参加してきました。
3時間みっちり教わり、長さ1m 直径7cmの「ごぼうじめ」が完成。
「ことほき」のおふたりが、ありとあらゆる質問疑問に明確に答えてくださり
手にも、脳にも、じわじわくる、充実のワークショップでした。
稲藁を束ね、縄を綯う。
「やまざき秋のこめまつり」でも、しめ縄手習いの場を設けて、実感したのだけど、
この作業、ほんとうに、おもしろい。
これから、毎年作り続けたい。
今年の年末には、うちの稲穂をつかって、お飾り作りをこしらえよう。
自分たちの歳時記に、またひとつ、項目がふえた。
手仕事のもの ・ くらしの日用品『gris souris(グリ スーリ)』さんにて、
新しくお米をお取り扱いいただくことになりました。
写真は、gris sourisさんをどんなお店だと伝えようかとイメージした時、
ふっと雪景色が浮かんできたので。載せてみました。
お店の場所は、千葉市稲毛区。
だいすきな人に、こっそり教えたくなるような素敵なお店。
この雪景色のように、澄んだ空気をもつ、キリリと魅力的な店主がつむぐ名店です。
時々、別室で喫茶もオープンするのですよ。
その別室で、紅茶と食と台所『糸』さんに 御縁をいただき、はや一年。
この夏は、うちのお米が完売御礼だったため、今回やっとこさ、お届けできました。
blogでも詳しく御紹介いただいております。
今回は、無農薬コシヒカリ【白米・五分づき米・玄米】 各1kg です。
お近くのみなさま、どうぞ gris sourisさんに お立ち寄りください。
そして、できれば、お家でゆったりと、ご笑味くださいね。
そう、これだけは伝えておかなくちゃ。
お家で炊いていただく際、
今年の新米、かなり野性味強いので、くれぐれも、お水加減にご注意ください。
新米だからといって、水加減を減らさずに、
白米の場合、 お米1合に対して、お水200cc
五分づきの場合、お米1合に対して、お水220~240cc
玄米の場合、 お米1合に対して、お水250cc
が目安です。よろしくお願いいたします。
おいしく召し上がっていただけますように。
おなかのなかから、あったまってくださいね。
稲刈りは終わったのに、なぜまた青々と葉が茂り、お米が実っているのか…。
不思議でしょう。
黄金色に完熟し、刈り取り、枯れ色になってた稲の切り株から、
ひと月ほどで、こうしてふたたび、自然に芽吹くのです。
肥料も水もなくても、土に眠る栄養と水分、
そして、自分の生命力だけで再生したこの実。
稲孫(ひつじ)と呼ばれています。
稲孫が茂り、風にゆれる、秋の田んぼ、これまた美しい。
よーくみると、お米の白い花も咲いているのですよ。
ありったけの力で、次の命につなごうとしてるんだなぁ。
この生命力、見習いたい。
怒涛の日々も終わり、ほっとひと息つけた…とおもったら、
もう来年に向けての土づくり開始です。
へこたれても、ひとつひとつ、ちゃんと積み重ねて、想いを実らせたい。
夜明けとともに、強風と豪雨の予報。
みんなに手刈り&天日干ししてもらった大事な稲穂が吹っ飛ばされないように、
急遽、田んぼ小屋に。
えっちらおっちら運びつつ、稲刈り前半戦の色んなシーンを思い出す。
ヘトヘトだけど、充実の丑三つ時。
おかげで、稲は、暴風雨で飛び散ることもなく、再度天日干ししたのち、
無事に脱穀できました。
ほっと、安堵するわたしたち。
太陽の光をたっぷり浴びて、驚くほど、香ばしくて美味しいお米たち。
想いと手間のぶんだけ、よくなるなんて、こどもを世話する時と同じだなぁ。
手をかける。眼をかける。言葉をかける。 米作りは、子育てといっしょです。