12月の初旬、スペシャルな御客様をおもてなしするために、
「まっちんのおやつ」という本を片手に、
仕事&家事のあと、夜な夜な、あんこを煮ていました。
試作最終日、ツヤピカで甘さもちょうどええ マイベスト粒あんができたー!
まっちんの「定番・どら焼き」は、とても簡単で、しみじみ美味しいのです。
今回は、どら焼き生地のレシピから、
全粒粉の部分を、うちの無農薬・玄米米粉に変えて試行錯誤。
誰かのために、心をこめて、くりかえし作るの、楽しいなぁ。
銅鍋で、小豆をコトコト炊く。
まるで、映画「めがね」のカキ氷屋、もたいさんのように。
小豆が餡子になる瞬間を見逃さないように。 集中して煉る。
いっぱい炊いた粒あんは、おしるこや、あんころ餅になり、
お客さま&うちのばあちゃん&こどものおやつになりました。
こういう懐かしいおやついいね。と、家族にも御好評いただき、ほっ。
このどら焼きは、深夜の試食。
ムフフのフ。
稲刈り一段落で、この日は ひさしぶりに家で昼ごはん。
いつもは、田んぼの作業小屋で、泥やら埃まみれの中でお弁当を食べてるから、
家で、ごはん、というだけで、新鮮。
なんなんだこの、ゆったり感。
とはいえ、新米出荷準備で朝からバタバタなので、ササっと用意できるもの。
feveさんで御縁をいただいた、たまちゃんの絶品らっきょ。
よしぼーせんせいに教えてもらった、おいしい舟納豆。
モコメシさんに教えてもらった、三尾農園さんの無農薬自然栽培梅干し。
アルミ段付き鍋で、パッと炊いた、うちの新米。七分づき米。
夏バテもせず、酷暑を乗り切れたのは、
人の手で、しっかり作られた食べもの のおかげだと思う。
ありがたい。
素食だけど、満ち足りた食事です。
鉄と古物の、ウォールランプ。
可動式。
この照明器具は、ネジ一本、関節一つ一つのパーツまで、
鉄作家の伊香賀さんが自作してくださったもの。
夕刻、かぞくみんなと、作家さんで、記念の点灯式。
家の一角に、あたらしいのに 懐かしい ‘灯り’ が点った。
真っ白い壁に、なんとも美しい 影と光 が生まれた。
Iron warm – plus さんの作品は、ほんとうに 見事。
週末だけ開く、かっこいいアトリエ、ぜひ訪ねてみていただきたいです。
「種市」の余韻に包まれつつ、早朝から田んぼの草とりへ。
遠くに、田んぼの畦道を散歩する、母と、こども達。
母には、繁忙期の子守りをお願いして、故郷の広島から来てもらってる。
今日は、広島にとって、心鎮める日。
「種市」2日目の「今、子どもたちにできること」で聴いた
早川ユミさん・奥津典子さん・安斎明子さんの言葉が、
時間がたつほどに、ぐわんぐわんと自分の中で響く。
母は戦時中に生まれ、家族に守られ、なんとか生きぬいてきた。
こどもたちのこれからの日々。 わたしたちが、守りきらねば。
失った命への祈りを忘れず、平和な日々が続くことを、心から願う。