2014.06.22

蜻蛉 4227 500

朝の田んぼ。
うまれたての蜻蛉。

羽根の露を乾かしています。

そろそろ、水田の草とり(個人戦)が厳しくなってきました。
団体戦に参加してくださる方を募ります。
6/28・7/5・7/6あたり、いかがでしょうか?

場所は、茨城県常総市石下の田んぼです。
メールくださった方には、折り返し、御連絡させていただきます。
よろしくお願いいたします。

2014.04.23

春ちらし

ひとり暮らしの時は、まず使うことがなかったけれど、
嫁いで、飯切り(飯台)を使うことが増えた。
こどもが生まれ、家族が増えて、さらに出番が増えた。

気軽に買えるお値段のものではないので、
数年間、逡巡していた気がする。

いつだったか、主人の祖母に「お祝い事のときは飯台でちらしずしがいいよ。」と
教えてもらって以来、なにかあると、豪快(すぎる)ちらしを作っている。

昨年、ヨルカさんで開催した「お米農家やまざきさんのおにぎりワークショップ」の時、
料理家のフルタヨウコさんが、土鍋で炊いたごはんを飯台にうつして、
それをおにぎりにするのが、温度的&水分量的にいいよと教えてくださった。

そうだ、もっと日常的な道具として使えばいいんだな。

そして、やっと出会えた、マイ・ベスト・メシキリ。
神楽坂のjokogumoさんで。
徳島のゆかい社中そらぐみ×司製樽さんの作。

あれから、ずっと大事に使ってます。

ある日のちらし。
この日は、朝から ちょっといいことあって、心も晴れ晴れ。
やっと春がやってきて、庭の草花も一斉に咲いてる。

気分がいいので「お昼は、ちらしにするよー」と声をかけたら、こどもたちも大喜び。

家にあったほうれん草やちくわなど、庶民派食材で、ささっと作る。

仕上げに、庭で木の芽を摘んできて、手のひらでたたく。
爽やかな香り。 いい季節。 まるごとぜんぶが、ごちそうです。

2014.04.08

senkiya オカッテさん
okatte sun! × お米農家やまざき  @ senkiya
ちょうど桜が満開の頃だったので『お花見行楽弁当』です。

一、出汁巻 玉子焼
二、小松菜・えのき茸・筍のおひたし
三、小烏賊と大根のやわらか煮物
四、春キャベツと大葉の梅肉和え
五、ふきのとう味噌
六、ちくわの唐揚げ・おこめやまざきの玄米粉衣
七、ほうれん草と花麩の吸物
八、おむすび二個
    菜の花とディルむすび
    はちみつ梅むすび
    桜海老と春菊の塩むすび
    蒸し大豆 五分づき米むすび 
                 からお選びいただきました。

お子様セットには、オマケの自家製甘酒つき^^

YAMASAKI DESIGN WORKSさんの枡重に盛り付けて、お席に。
歓声に迎えられ、嬉しいのなんの。
たくさんのお客様に御来店いただき、大感激の一日でした。
おはこびいただいたみなさま、誠にありがとうございました。
お待たせしてしまったお客様、大変申し訳ありませんでした。

エプロンちゃん
手しごと桜さんが作ってきてくださったエプロンを身につけて、御満悦のムスメ。
とっても気に入って、お手伝いモチベーション、急上昇! 母は、嬉しいかぎり^^

okatte sun! の家庭料理は、心やすまる美味しさです。
ちょっとひと息つきたいとき、senkiyaさんに行ってみてください。
4月は、9,10,12,19,20,29,30日と、あの台所でオープンしていますよ。

senkiya 集合写真
次回、okatte sun! × おこめやま は、6月頃の予定。
どうぞ、おたのしみに~。

2014.03.07

おむすび定食 カワウソ
冷たい雨が そぼ降る 3月1日。土曜日。

下町のショップやアトリエが足並みそろえてオープンする月イチ蔵前。
密かに愛してやまない カワウソで、こめまつりを開催させていただきました。

うちのおこめでこしらえた、白米と玄米の塩むすび。
そしてカワウソ萬田さんが仕込んだ粕汁。滋味深いあじわい。
ほんわり湯気がかすみ、ふーふーいいながらいただく。
この日の寒さにピッタリ。 あーしみるー。

カワウソくん

さらに、枡重ヤマサキ デザイン ワークスさんと、
フードデザイナー・モコメシさんに、御協力いただいた糠漬け。
(うちの無農薬コシヒカリの米ぬかで、糠床を作っていただいたのです)

プロダクトデザイナーのヤマサキさんには、当日も、枡重を使わせていただき、
さらに、まつり会場の業務を全面的にサポートしていただきました。感謝。
この枡重、おむすびがいちばん美味しそうに見えると思い、家でも外でも、
かなりヘビーに愛用中。お弁当に、お皿、お正月に、おもたせ…とにかく出番が多い。
もう2年になるけど、自然素材とは思えぬほど、タフな道具です。

そして、この頁の写真(おしながき以外)は、すべて、
ふらりと遊びにきてくださったアーティスト・古林希望さんが撮ってくださったもの。
すごーーーくいい写真だと思ったので、許可を得て、
ここに載せさせていただきました。ほんとうに、ありがとう。

希望さんの描く絵は、雨のようだ。宙のようだ。と勝手ながら思う。
Clarteさんのジャムのパッケージも、希望さんの作です。

米粉パンケーキ 希望さん
萬田さん作、米粉のパンケーキ。
今回は玄米と白米の米粉をブレンドですと。
表面カリッと、中はふわふわ。香ばしい。 
そこに、黒蜜とバター。絶妙です。

この米粉は、この日から、ご近所 in-kyo さんで販売していただいてます。
当日は、玄米の米粉が人気でした。無農薬の全粒粉、めずらしいもんね。

家族写真
真剣にあそぶ + はたらく家族。

息子が、綺麗なお客さんを口説いたり、娘が、床にすっ転がってぐずって、
おむすびー!おっぱいー!とリクエストが飛んだり、いつもと違う庶民的カワウソ。

おなじみのひと はじめてのひとが 次々と訪れてきてくれて、
ずっと喋りっぱなし。むすびっぱなし。
今、思い返しても、とても濃密な時間。

なにか、懐に、ずんと来るものがあった。
なんなんだろう、これは。 
まだ、余韻を、あじわっている。

カワウソ Beer
これは、とても カワウソっぽい、一枚。
あの場所の魅力。 こういうことなんだな。

2014.02.09

味噌樽 8454
2月8日。
朝から、雪。 
夜まで、ずっと、雪が降る。
ばっちり寒いので、家ごもりして、お味噌を仕込みました。

今年は、念願の『木の樽』で、寒仕込み。
道具バカのハートが射抜かれてしまった、この味噌樽、かっこいいでしょう。

うちのお櫃も作っていただいてる司製樽さんの味噌樽です。
銀座・松屋で開催された 手仕事直売所で見惚れて、
神楽坂jokogumoさんで、お願いしました。

老舗の職人さんも、大きな木製の味噌樽使ってるもんなぁ。
使い続けることで、いい常在菌が住みついてくれて、たまりも美味しいのができるそうな。

道具をめでる。使って喜ぶ。おいしいがうまれる。
日々のなかに、こんな愉しみがあるなんて。ぐふふのふ。

味噌樽
今年は2回に分けて、計15kg分仕込む予定。
司製樽さんに作っていただいた味噌樽と、市川孝さんの壺で、お味噌を仕込もう。
木樽と陶器。どんな違いが出るか、楽しみ。

大豆と娘
前日、材料を前に、イタズラする気まんまんの2歳。 手つきが…。

味噌樽 浸水中 8471
司製樽さんの味噌樽も昨夜から浸水させて、スタンバイOK。

味噌 大豆マッシュ 8508
煮るか蒸すか迷ったのですが、友人の助言を受けて、今年も「煮る」に決定。
圧力鍋で20分ほど。
ゆであがったおまめの、美味しいこと。美味しいこと。 
こどもたちが、どんどんおかわりをせがんでくるほど。
素材の旨味だけで、ごちそうです。

味噌 糀と大豆
塩をまぶしておいた高木糀商店さんの白糀と、つぶした大豆を、手で混ぜます。

味噌 投入済
味噌玉の空気を抜きながら、樽に投入。 
ブンッ! ビシッ! バシッ!あっ はずれたー!と、こどもたちも大盛り上がり。 

味噌 和紙 8575
最後は、塩水にひたした和紙を絞って、蓋をしました。
その上をラップでガードして、さらに、重しをのせる。

味噌 市川さん壺

こちらは、市川孝さんの白瓷壺。
福井越前マルカワ味噌さんの玄米麹と自然栽培大豆、モンゴルの塩で仕込みました。
熟成を種々試したく、これは、淵キッチリまで酒粕で蓋。
この酒粕が一年後、超絶美味に育ちます。
糀+味噌+酒粕+たまり の かぐわしい風味。

帆立
そこに魚を一晩漬け込んで炙ると、えもいわれぬ味わいが増し、たまらないおいしさに。
味噌づくりは、そんな嬉しいオマケもできちゃうのです。
今日は、ホタテ。ごはんのおともに。お酒のつまみに。最高です。

そんなこんなで、甕やら、壺やら、樽やら。ずらり。
涼しくて、風通しのいい(うちでは土間)にて、一年間、熟成。

2013 味噌
ちなみに、これは去年のお味噌。

これがもう、うんまいのなんの。
手前味噌でやんすが。。。

味噌仕込み+それにまつわる試行錯誤。
手間はかかるけど、毎年続けたくなる、我が家の元気のもと。 おいしいのもと。
今年も、仕込めてよかった。 ほっ。