朝露。

7433-1200

朝靄のかすむ田んぼ。

まだ薄暗い早朝に 羽化した 蜻蛉。

レース編みのような美しい羽根が、曲っているのは、うまれたてだから。

稲に しがみついて数時間。 風にゆられる。

羽根の朝露が渇く頃、風にのって、ふわっと飛び立つ。

新緑色の稲が 海のように波打つなか、朝陽をうけて輝く 宝石のよう。

美しさに、見惚れてしまう。

2013.06.22