ひつじ。

ひつじ 600
稲刈りは終わったのに、なぜまた青々と葉が茂り、お米が実っているのか…。
不思議でしょう。

黄金色に完熟し、刈り取り、枯れ色になってた稲の切り株から、
ひと月ほどで、こうしてふたたび、自然に芽吹くのです。

肥料も水もなくても、土に眠る栄養と水分、
そして、自分の生命力だけで再生したこの実。

稲孫(ひつじ)と呼ばれています。
稲孫が茂り、風にゆれる、秋の田んぼ、これまた美しい。

よーくみると、お米の白い花も咲いているのですよ。
ありったけの力で、次の命につなごうとしてるんだなぁ。

この生命力、見習いたい。

怒涛の日々も終わり、ほっとひと息つけた…とおもったら、
もう来年に向けての土づくり開始です。

へこたれても、ひとつひとつ、ちゃんと積み重ねて、想いを実らせたい。

2013.10.14